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小さい時、こんなふうに見えてたっけ!?

3年生の家庭科「幼児の体の発達について考えよう」の学習。

3,4歳の幼児は、どんなふうに世界が見えているのだろう?
ということを体感できるキットを使って、幼児の視野の狭さを体験してみました。

こんなのを顔に装着すると、幼児の視野に

できあがった、キットを装着し、かつ、ひざをついて、身長も100cmくらいの幼児になりきって、いざ幼児の視野の世界へ!

机が並ぶ教室の中や廊下、手洗い場、階段など、学校のいろいろなところへ行って、体感してきました。

お互いに顔を見合わせて
階段は気をつけて、一段ずつ。小さい子もそうですよね。

体験を終えて、その振り返りをGoogleドキュメントにまとめます。
体験したことを言語化して、ふりかえることは、その体験をメタ認知とかえていくための大切な学習です。

Googlechromeにひたすら打ち込む

子どもたちのふりかえりを少しご紹介します。

・周りの本が見えない。本を簡単に見つけられなそうだとおもった。
・視野が狭くてなにかにひっかかる可能性があるから、気をつけて見る。
・幼児の目線になってみて、いつもは横らへんまで見えてたのに正面しか見えなくて首をいっぱい動かさないといけなくて大変でした。
・中学生の目線と幼児の目線では視野も狭いし、物が大きく見えたし、まわりが見えづらくなるので交通事故とかが増えそうだと思いました。なので幼児は常にこんな目線だということを意識して優しく接していきたいです。
・みんなが大きく見えて怖いけど幼児は好奇心満載だから走り回っているんだと思います。目の前に幼児がいたら話かける時しゃがんで話をかけたりしようと思います。
・転んでも怪我しないように手助けする必要があると思った。
・目の前に幼児がいたら今体験したように、視野が狭くて上や、特に下が見えないので手を繋いだり後ろから見守ってあげたりしたいです。横も見えづらいので、外したときの視野の広がりがすごいと思いました。何かを探したりするのも大変だと思いました。大人がよく子供に周りを見なさいって怒ったりするけどなんで周りを見えづらいのかがよくわかりました。膝立ちだからだと思うけどすごく歩くのが遅くてたいへんでした。

10年前、同じ世界を見ていたはずなんだけど、そんなときのことは、もちろん覚えているはずもなく。こうやって、もう一度体験してみることへの、小さい子どもたちへの関わり方が、一層優しくなれると素敵ですね。