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百人浜フィールド学習|木を植えて森をつくろう!

先週、えりも治山事業所の方に、えりも岬の植樹の歴史を教えてもらいました。

今日は、実際に植樹体験をする学習でした。

まず、「カミネッコン」といって、再生紙段ボールを使った紙枠型の植樹ポットを作るところから。
「紙」で「根っこ」を「コンパクト」に守って植樹することにこの名前がついたそうです。
ポットになる部分に土と苗木を入れ、その苗木に適した環境に置いて、自然に根付くのを待つためのものです。

紙工作のようで、作り方の説明書とにらめっこしながら、作っていました。あっという間におよそ100個の「カミネッコン」が完成。

そして、バスに乗り、学校から15分程走った海岸沿いの雑木林へ。

自分でつくった「カミネッコン」に土を入れ、苗をポットから植え替えました。

カツラ、シラカバ、ヤチダモ、ミズナラ、ドロノキの5種類の広葉樹の苗

苗と言っても、ここまで育つのに3年くらいかかっているとか。

細くて簡単に折れてしまいそうなか細い苗を大事そうに「カミネッコン」に植え替える子どもたち。

苗には、美術の時間に作ったアルミのネームプレートを付けておきました。

そしていよいよ雑木林の中へ。
すでに植わっているクロマツ(この木は植えて38年も経つのだけど、風の影響で、そんなには大きくなっていない)の林の中に、クロマツとクロマツの間に4本の苗が寄り添うように植えられました。


あとは、自然におまかせして、根付くのを長い時間かけて待ちます。

天気がとっても良く、少し汗ばむくらいでしたが、子どもたちはとっても元気にがんばってくれて、今年もまた100本の植樹をすることができました。

日高南部森林管理署の方々をはじめ、ひだか南森林組合、役場産業振興課の方々にたくさんお越しいただいて、ご協力いただきました。
大変ありがとうございました。

3年後、この子たちが高校生になった時にまた、自分の植えた木と再会できるそうです。とっても楽しみです。

最後に、北海道新聞社の記者が、学級委員長に感想を求めた時のコメントを紹介して終わりにします。

植樹をすることの大変さがよくわかりました。
昔の人々の努力があって、この林ができたこともわかりました。
森林管理署の方やたくさんの人に、このことを教えてもらえてよかったです。


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